多賀城駅北口歯科の滅菌対策

以前、新聞に掲載されていた歯科医院における器具の使い回し問題について覚えておられる方いらっしゃるでしょうか?
一昔前までタービン(歯などを削る回転切削器具)などは前の患者さんの使用後アルコール消毒のみにて次の患者さんに使用されるということが普通に行われていました。
これでは感染対策として不十分でありアメリカなどではHIV感染などの社会問題にまで発展したケースもあり歯科業界における重要な問題となってました。
新聞にこの問題が掲載されることにより日本でもようやく、器具の使い回し問題について注目されるようになりました。
歯科医院の治療では、医療機器から紙コップまでさまざまな器具が使われます。これらを滅菌消毒せずに使うということは、非常に危険なことなのです!
当院でも念入りに行っている滅菌と衛生管理について、少しお説明させてください。

当院の滅菌へのこだわり

滅菌とは、字の通り器具などに付着している微生物・細菌・ウイルスなどをすべて死滅させ、取り除くことです。器具の滅菌・消毒は当然ですが、当院では綿やガーゼなども滅菌しています。お口に入るものはどんなものであっても安全であるべきだという考えに基づいています。

オートクレーブによる滅菌

滅菌にはオートクレーブという機械を使います。オートクレーブにかけると熱や薬品によって滅菌されますが、なかには数回程度の滅菌で寿命を迎えてしまう器具もあります。滅菌消毒は必要不可欠ですが、反面器具が壊れやすくなるため、実は手間とコストがかかるものなのです。そのため、多くの歯科医院さんでは都度滅菌するようなことはしていません。

特にタービン(歯などを削る回転切削器具)は1本数十万円程度する高価な器具ですが、患者様のお口に入るものなので滅菌は欠かせません。もちろんその間はタービンが使えないので、いつでも万全の体制で治療にあたれるように十分な数のタービンをそろえています。

また、念入りに滅菌を行うことでオートクレーブそのものが故障する可能性もあるため、当院では2個の滅菌器を用意しています。特にタービン関しては最新型のタービン専用の滅菌器を使用しております。常に衛生的な器具で治療にあたれるよう、リスクにそなえています。

滅菌に力を入れる理由

やはり医院の経営を考えたら、ここまで念入りに滅菌を行う歯科医院はあまりないと思います。しかし当院では、どれだけコストがかかっても滅菌をおろそかにすることはありません。

その理由は、完全な滅菌対策をしないとせっかくの治療効果も損なわれてしまうことがあるからです。

特におそろしいのは歯周病です。歯周病治療で使ったタービンなどを滅菌せずに使い回すと、他の患者様に歯周病菌が感染してしまうことがあるのです。せっかく治療を受けてきれいになっても、歯科医院側の都合でもとの状態に戻してしまう可能性がある、あるいは口腔内環境が以前より悪化してしまう……これは大変おそろしいことであり、あってはならないことです。また、歯周病以外にも、エイズや肝炎など院内感染のリスクがある細菌・ウイルスがあります。

自分が受けたいと思う安全な治療を

不十分な滅菌は、歯科医院にかぎらず、医療の信用問題にかかわることです。現実に集団感染などの問題が起きている以上、アルコール消毒だけではとても安全とはいえません。私が患者さんだったら滅菌に力を入れている医療機関を選びたいと思うのは当然のこと。ですから、自分で受けたいと思う安全な医療機関になろうと思ったのです。

当院の滅菌対策

お口に入るすべてのものを滅菌します

使用済み器具は、まず専用の洗浄機(ミーレジェットウオッシャー)にて洗い流します。こちらの最新式の洗浄機は除菌効果もあり肝炎ウィルスやHIVウィルスも99.99%除菌するといわれてます。
タービンに関しては特別に最新式のタービン専用洗浄機(i-Care)にて洗浄致します。
1人分ごとの器具を専用ケースに入れて世界基準を満たしたSTERI-Bというオートクレーブ(滅菌器)にかけます。
タービンは最新式のタービン専用の滅菌器(i-clave mini)にて滅菌しております。
勿論タービンは患者さんごとに滅菌済みのものに交換しています

使い捨てできるものはすべて使い捨てです

手袋は患者さんごとに交換しています
紙コップやエプロンなどはすべて使い捨てで、患者さんの前で新しいパックを開封しています。

当院では空間除菌にも力を入れています

低濃度の塩水(純度の高い)を電気分解した環境に優しい除菌、消臭電解水(微アルカリ高濃度電解 次亜塩素酸水)を屋内に噴霧して空間の除菌消臭をするという優れた器材です。
次亜塩素酸は人体に元来備わっている除菌成分で人間の体内で白血球が最近を撃退する過程で主に作用しているというもので人体にも環境にも優しいということです。

診療室内で使用される水は全て清潔に処理されております。

いくらタービンなどの機材を滅菌していても使用されている水が汚染されていたら意味ないですよね。
当院の診療室内で使用される水はポセイドンという最新式の機器にて常に清潔に保たれております。
このポセイドンという最新システムを導入している歯科医院は現在でも宮城県ではまだ数件しかないとの事です。

ここまで入念に滅菌をされている歯科医院はほとんどないでしょう。
実際、患者さんごとに手袋を毎回交換している医院は40%タービンを毎回滅菌している医院は14.1%というデータが出ています。

医療機関として決しておろそかにしてはいけない部分のはずなのに、実施できている医院がここまで少ないということがわかります。それだけ、滅菌にはコストも手間もかかるということの裏返しでしょう。
多くの医院が「滅菌は大事、だけどコストも手間もかかる」という考えでいるなか、当院は「コストも手間もかかる、でも滅菌は大事」という考えで力を入れて取り組んでいます。

患者様に費用をいただく取り組みではありませんし、治療に際して目に見えて違いが出るものでもありません。ですが、この地道だけどとても重要な取り組みが患者様の健康と笑顔につながるものと信じて、真摯に取り組んでいます。