離乳食が進まない原因は?食べない理由とお口の発達との関係
小児歯科治療
多賀城駅徒歩1分の歯科・歯医者 多賀城駅北口歯科です。
「離乳食をあまり食べてくれないんです…」
「食べムラ・偏食があって心配で…」
そんな声を、日々たくさんのお母さん・お父さんからお聞きします。
本やネットには月齢ごとの離乳食の進め方が載っていますが、実は「お口の中の発達状況」は赤ちゃん一人ひとりで違います。
お子さんのお口の準備が整っていないままで離乳食を開始してしまうと、うまく飲み込めなかったり、食べこぼしが多くなったり…。
離乳食が進まない原因は、単なる好き嫌いや食欲の問題ではなく、「お口の機能発達」が関係している場合があります。
今回は、離乳食のスタート時期の見極め方と、お口の機能発達についてご紹介します。
離乳食が進まない原因の多くは、「食べる練習不足」ではなく「お口の準備不足」にあることが少なくありません。
赤ちゃんと大人の“飲み込み方”の違い
赤ちゃんと大人では、飲み込み方(=嚥下:えんげ)に大きな違いがあります。
● 赤ちゃんの『乳児嚥下(にゅうじえんげ)』
赤ちゃんは、唇をしっかり閉じなくてもミルクを飲むことができます。舌を前後に動かして、無意識に反射で母乳やミルクを吸う仕組みになっています。これを乳児嚥下といいます。
舌が外に出たり、口が開いたままでも飲めるので、固形物になるとこぼしたり飲み込みづらくなってしまいます。
● 大人の『成人嚥下(せいじんえんげ)』
成長すると、唇を閉じて、舌や顎をしっかり使いながら食べ物を噛み、飲み込むようになります。これが成人嚥下です。
成人嚥下では、
・唇が閉じている
・上下の歯が軽くかみ合っている
・舌先が上の前歯の少し後ろ(スポット)についている
といった状態で、食べ物をスムーズに飲み込む準備が整います。
離乳食のスタートは「月齢」よりも「お口のサイン」で!
一般的には5~6か月ごろが離乳食の始め時と言われますが、大切なのは「赤ちゃんのお口の準備ができているかどうか」です。
次のような原始反射が無くなったタイミングが目安です。
主な原始反射の例:
・探索反射:頬や口角を触ると顔を向けて口を開く反応
・吸啜反射:指を口にいれたらチューチュー吸う反応
・舌挺出反射:口に入れたものを舌で押し出そうとする反応
・口唇反射:唇を触ると口を丸めて突き出してくる反応
・咬反射:指で奥の歯ぐきを刺激すると、下顎で噛みこもうとする反応
これらの反射が無くなってきたら、スプーンを口元に近づけてみましょう。舌で押し返さず受け入れるようなら、離乳食をスタートしてOKです!
乳児嚥下のままだとどうなるの?
もし原始反射が残ったまま離乳食を始めてしまうと、赤ちゃんは乳児嚥下のまま固形物を食べることになり、うまく飲み込めなかったり、正しい舌や顎の動きが育ちにくくなってしまいます。
その結果…
・舌の位置が低くなる(低位舌)
・お口がポカンと開く癖(口呼吸)がつく
・歯並びや噛み合わせに影響する
・将来的に矯正治療が必要になることも…
といった影響が出てしまうことがあります。
まとめ
《お子さんの“発達ペース”に合わせた離乳食を》
最近では歯列矯正をするお子さんが増えていますが、その原因は遺伝だけではありません。
離乳食の進め方やタイミングも、お口の機能や歯並びに大きく関係しています。
大切なのは「まわりと比べないこと」。お子さん一人ひとりの発達スピードに合わせて、無理なく進めていくことが何よりです。
「離乳食をあまり食べてくれないんです…」
「食べムラ・偏食があって心配で…」
そんな声を、日々たくさんのお母さん・お父さんからお聞きします。
本やネットには月齢ごとの離乳食の進め方が載っていますが、実は「お口の中の発達状況」は赤ちゃん一人ひとりで違います。
お子さんのお口の準備が整っていないままで離乳食を開始してしまうと、うまく飲み込めなかったり、食べこぼしが多くなったり…。
離乳食が進まない原因は、単なる好き嫌いや食欲の問題ではなく、「お口の機能発達」が関係している場合があります。
今回は、離乳食のスタート時期の見極め方と、お口の機能発達についてご紹介します。
離乳食が進まない原因の多くは、「食べる練習不足」ではなく「お口の準備不足」にあることが少なくありません。
赤ちゃんと大人の“飲み込み方”の違い
赤ちゃんと大人では、飲み込み方(=嚥下:えんげ)に大きな違いがあります。
● 赤ちゃんの『乳児嚥下(にゅうじえんげ)』
赤ちゃんは、唇をしっかり閉じなくてもミルクを飲むことができます。舌を前後に動かして、無意識に反射で母乳やミルクを吸う仕組みになっています。これを乳児嚥下といいます。
舌が外に出たり、口が開いたままでも飲めるので、固形物になるとこぼしたり飲み込みづらくなってしまいます。
● 大人の『成人嚥下(せいじんえんげ)』
成長すると、唇を閉じて、舌や顎をしっかり使いながら食べ物を噛み、飲み込むようになります。これが成人嚥下です。
成人嚥下では、
・唇が閉じている
・上下の歯が軽くかみ合っている
・舌先が上の前歯の少し後ろ(スポット)についている
といった状態で、食べ物をスムーズに飲み込む準備が整います。
離乳食のスタートは「月齢」よりも「お口のサイン」で!
一般的には5~6か月ごろが離乳食の始め時と言われますが、大切なのは「赤ちゃんのお口の準備ができているかどうか」です。
次のような原始反射が無くなったタイミングが目安です。
主な原始反射の例:
・探索反射:頬や口角を触ると顔を向けて口を開く反応
・吸啜反射:指を口にいれたらチューチュー吸う反応
・舌挺出反射:口に入れたものを舌で押し出そうとする反応
・口唇反射:唇を触ると口を丸めて突き出してくる反応
・咬反射:指で奥の歯ぐきを刺激すると、下顎で噛みこもうとする反応
これらの反射が無くなってきたら、スプーンを口元に近づけてみましょう。舌で押し返さず受け入れるようなら、離乳食をスタートしてOKです!
乳児嚥下のままだとどうなるの?
もし原始反射が残ったまま離乳食を始めてしまうと、赤ちゃんは乳児嚥下のまま固形物を食べることになり、うまく飲み込めなかったり、正しい舌や顎の動きが育ちにくくなってしまいます。
その結果…
・舌の位置が低くなる(低位舌)
・お口がポカンと開く癖(口呼吸)がつく
・歯並びや噛み合わせに影響する
・将来的に矯正治療が必要になることも…
といった影響が出てしまうことがあります。
まとめ
《お子さんの“発達ペース”に合わせた離乳食を》
最近では歯列矯正をするお子さんが増えていますが、その原因は遺伝だけではありません。
離乳食の進め方やタイミングも、お口の機能や歯並びに大きく関係しています。
大切なのは「まわりと比べないこと」。お子さん一人ひとりの発達スピードに合わせて、無理なく進めていくことが何よりです。





