口の中にできる白い斑点①
口腔外科
こんにちは。院長の松本です。
今回は『口の中にできる白い斑点』についてです。
口の中が白くなる病気はいくつかあります。そのうち白い斑点ができる病気には大別して『白板症』と『カンジダ症』があります。
そのうち『カンジダ症』はカビが増殖した真菌症です。カビの場合はこすると取れますが、『白板症』の方は取れることがありません。
白板症とは?
白板症は、上述したように口の中に白い斑点ができる病気です。
病気といっても、ほとんどのものは無症状であり、治療の必要がないものも多いです。今回は白板症について解説していきます。
白板症の症状とは?
白板症は、口腔内に白い斑点ができるもので、男性の発症率が圧倒的に高く、白い部分はこすっても取れないという特徴があります。
口腔内が白い状態だけのときには痛みはありませんが、口腔粘膜に赤い部分を伴うものがある場合には痛みが出ることもあります。
白板症は、歯肉、舌、頬粘膜に多くみられ、一部のものは癌化(3~4%程)することがわかっています。
舌の縁にできた白板症や、ただれているもの、こぶ状になっているものは、癌化する確率が高いとされています。
ただ、白板症は無症状であることが多く、自分が白板症だと気づいていない人も大勢います。
症状の特徴
白板症を発症すると、粘膜の一部が白色になります。白さには個人差があり同じ人でもできる場所によって違いがあり
また、赤くなったり、潰瘍ができることもあります。
大半の白板症は、白い部分は周囲との境界線が明確になっていて、正常な粘膜との境がわかる状態になっていて、白くなった場所の奥にしこりのような硬結を作ることはありません。
白板症ができる場所とは?
白板症は、舌の縁や舌の下、舌の下と前歯の間、歯茎にできやすいとされています。
白板症は慢性的な物理的刺激が発症に大きく関わっていると考えられており、これらの部位はサイズの合わない入れ歯や虫歯、歯並びの悪さなどによって慢性的な刺激が加わりやすくなる部位です。
何らかの原因によって物理的な刺激が加わりやすい部位がある場合は、歯科医院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
白板症の治療法とは?
白板症は自覚症状がないものがほとんどですが、症状が進むと治療が必要になる場合があります。
また、舌の縁にできているものは癌化する可能性があるため、早めに治療を検討する必要があります。
不良補綴物のある位置が白板症発生部位と一致していて、不良補綴物が原因と考える場合は除去して経過観察します。
表面が不均一な場合や異形がある場合は白板症の切除を推奨します。
均一型で異形がない場合はしばらく経過観察してよいでしょう。
いずれにしても早めに歯科口腔外科などの専門医に相談するようにしましょう。
他にも口の中が白くなる病気がありますが後日、改めて説明させて頂きます。
今回は『口の中にできる白い斑点』についてです。
口の中が白くなる病気はいくつかあります。そのうち白い斑点ができる病気には大別して『白板症』と『カンジダ症』があります。
そのうち『カンジダ症』はカビが増殖した真菌症です。カビの場合はこすると取れますが、『白板症』の方は取れることがありません。
白板症とは?
白板症は、上述したように口の中に白い斑点ができる病気です。
病気といっても、ほとんどのものは無症状であり、治療の必要がないものも多いです。今回は白板症について解説していきます。
白板症の症状とは?
白板症は、口腔内に白い斑点ができるもので、男性の発症率が圧倒的に高く、白い部分はこすっても取れないという特徴があります。
口腔内が白い状態だけのときには痛みはありませんが、口腔粘膜に赤い部分を伴うものがある場合には痛みが出ることもあります。
白板症は、歯肉、舌、頬粘膜に多くみられ、一部のものは癌化(3~4%程)することがわかっています。
舌の縁にできた白板症や、ただれているもの、こぶ状になっているものは、癌化する確率が高いとされています。
ただ、白板症は無症状であることが多く、自分が白板症だと気づいていない人も大勢います。
症状の特徴
白板症を発症すると、粘膜の一部が白色になります。白さには個人差があり同じ人でもできる場所によって違いがあり
- しわ状になっているもの
- 平坦なもの
- いぼのように隆起しているもの
また、赤くなったり、潰瘍ができることもあります。
大半の白板症は、白い部分は周囲との境界線が明確になっていて、正常な粘膜との境がわかる状態になっていて、白くなった場所の奥にしこりのような硬結を作ることはありません。
白板症ができる場所とは?
白板症は、舌の縁や舌の下、舌の下と前歯の間、歯茎にできやすいとされています。
白板症は慢性的な物理的刺激が発症に大きく関わっていると考えられており、これらの部位はサイズの合わない入れ歯や虫歯、歯並びの悪さなどによって慢性的な刺激が加わりやすくなる部位です。
何らかの原因によって物理的な刺激が加わりやすい部位がある場合は、歯科医院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
白板症の治療法とは?
白板症は自覚症状がないものがほとんどですが、症状が進むと治療が必要になる場合があります。
また、舌の縁にできているものは癌化する可能性があるため、早めに治療を検討する必要があります。
不良補綴物のある位置が白板症発生部位と一致していて、不良補綴物が原因と考える場合は除去して経過観察します。
表面が不均一な場合や異形がある場合は白板症の切除を推奨します。
均一型で異形がない場合はしばらく経過観察してよいでしょう。
いずれにしても早めに歯科口腔外科などの専門医に相談するようにしましょう。
他にも口の中が白くなる病気がありますが後日、改めて説明させて頂きます。