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医院ブログ

歯の被せ物について

審美治療
こんにちは。院長の松本です。
先月のブログが好評頂いたので今回も歯の被せ物に関する内容です。

保険適応の被せ物は劣化しやすい?
治療後の歯に被せ物をしている方は多いと思いますが、被せ物のメンテナンスはされているでしょうか。
歯の被せ物にはいくつか種類がありますが、保険適応で多く使われているのは以下の2種類です。

1. レジン
白いプラスチックのようなものでいくつかの素材が組み合わさってできたもの。

2. 銀歯
12%金銀パラジウム合金といわれ金属が数種類混ざったもの。
どちらも複数の素材が混合されているため純度が低いといわれており、温度や化学物質などさまざまな刺激で隙間ができたり溶解してしまうことがあります。
そのため一度被せた歯でもすきまから虫歯になったり使っていると欠けたり穴があくことも。
それらを予防するためにも定期的にチェックを受けることが必要です。
多賀城駅北口歯科では3~4か月おきの定期健診を推奨しております。
虫歯が見つかれば小さい処置で済みます。
保険の材料は10年間持てば素晴らしいと考えます。

保険外の被せ物の方が長持ちするって本当?
一方、保険外の被せ物にもさまざまな種類がありますが利点としてよくあげられるのは、長持ちすることや隙間が出来にくいことです。
金歯のように成分となる素材が少ないものや、ジルコニア(人工ダイヤモンド)のように硬さの強いものなどを選ぶとよいでしょう。
これらの被せ物は作る過程での誤差も少なく、保険のものと比べ長持ちしやすいと考えられていますが、やはりメンテナンスは必要です。
金歯やセラミック、ジルコニアなどは20年もしくはそれ以上持つ可能性があります。

劣化した被せ物を放置してはいけない3つの理由
また、被せ物が劣化した場合ですが、放置していると以下のような問題が発生してしまいます。

1. 虫歯
隙間ができると虫歯ができやすくなってしまう。

2. 有害物質が出る可能性がある
昔使われていたアマルガムという成分のように劣化すると有害な物質が口腔内に出てしまうことがある。
(現在では有害な物質が溶解してくることはほとんどありませんが、金属アレルギーの方は過敏に反応がでたり口腔内があれる場合もあります)

3. 癌化の可能性
上記のような刺激が長く続くことで癌化することも考えられる。

このように、劣化した被せ物を放置しておくとさまざまな弊害が起こりうるのです。
そうならないためにも定期的に被せ物のメンテナンスを行いましょう。